洋服の洗濯によるマイクロプラスティック汚染
海を汚染し海洋生物に甚大な影響を及ぼす51兆個の小さなプラスチック片──マイクロプラスチックは、世界的に大きな問題だ。これらはどこから発生しているのか? その答えの一つが、ポリエステルやアクリル、合成繊維で作られた服の洗濯だ。専門家によると、1回の洗濯で70万から120万のマイクロファイバーが放出されている可能性があり、海洋に流れ着いたマイクロプラスチック全体の35%を占めるという。さらに今年1月に発表された研究では、遠く離れた北極海の水域をも汚染していることが分かった。イギリス、プリマス大学の海洋科学者であるイモージェン・ナッパー博士によると
マイクロプラスチックの影響があるのは海や海洋生物だけではない。フルーツや野菜等の農作物の栽培に使う水や土を介して私たちの食物連鎖に入り、普段呼吸する空気をも汚染しはじめているのだ。
それでも皆さんは合成繊維でできた洋服を購入しますか??