日本とは考え方が違う海外のサステナブルファッション

投稿者 : 上野伸悟 on

先日、イタリアとのオンラインミーティングの際に弊社取引先でもある
GUCCIやHUGO BOSSがとても好調と聞いた。 

共通すべきことは”サステナビリティ”の追求
それが消費者に受け入れられているというそうだ。

特に素材面。 環境に配慮された天然繊維を中心としたコレクション。 
動物愛護に配慮された素材。 そしてトレーサビリティも重要だ。

海外は正直に使っている素材そのものを
「変えなければならない」と思っているようだ。

GUCCIは2015年に10年間にわたる包括的なサステナビリティ戦略
「Culture of Purpose」を発表、
4年前倒しで目標を達成、次のステップに移行する。

HUGO BOSSは使用するウールをノンミュールジング、
ニュージーランドメリノを使用する。 
弊社と取り組みトレーサビリティを追求している。

最近ではCLHOEがラグジュアリーブランドとしては始めて
B CORP認証を取得したことが話題に!

B CORPはREDAも2019年に取得。 
企業活動はお金儲けだけのためではない! 
SDGsと謳う企業は星の数ほどあるが、

これからは第三者機関の認証がサステナビリティの
トレードマークになり、消費者が企業を選んで買い物をする。

口だけのサステナブル企業・ブランドは見抜かれてしまうだろう。

天然繊維がダメなら、
土に還る、
マイクロプラスティックを出さない繊維に移行するべきだし、
マイクロプラスティックを出さない取り組みをしなくてはなりません。

中国では早くも
植物性のポリエステルが商品化されたようで国内でも話題になっている。 

ポリエステルを正当化するために時間を費やした日本企業はどうするのか。
注目していきたい。

とはいえ、環境面、機能面共に
メリノウールに勝る繊維は生まれないだろうが。